過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/06(金) 19:46:54.85 ID:tCTVvjTx0
その肩と足の装甲が開き、
中のキューブ状の物体が四つ、高速で回転を始めた。
「いや……いやああああ!」
しかしそこで、飛来する針の山を見て霧が突然叫んだ。
命の死に様が脳裏に蘇ったのだろう、
恐慌を起こした彼女が操縦桿から手を離す。
途端に落下を始めた大恒王の
四つのキューブ体が真っ白に輝き……。
次の瞬間。
大恒王を中心とした、
半径千メートルほどの空間に、
リング状の衝撃波が広がった。
それは死星獣のコアを巻き込むと、
ジュッ、と音を立てて消滅させ、なお吹き荒れた。
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