過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/09(月) 17:20:24.08 ID:KsGx2YfE0
「絆……圭ちゃんは、どこに行ったの?」
雪にそう聞かれ、絆はずっと
「こう答えよう」と思っていた言葉を口に出した。
「別の地区に飛ばされた。
俺はこの通りの有様だ。少なくともあと数日は、
安静にしていなきゃいけない。戦えないからな」
「…………そう」
雪が小さく呟いて目を伏せる。
霧は、両指を胸の前で組んで素直に笑った。
「良かった! 死んじゃったのかと思いました!
ずっと心配してたんです。
あの子は、私よりも優秀ですもの。
きっと大活躍してますよ!」
「…………」
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