過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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486:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/09(月) 17:23:01.52 ID:KsGx2YfE0
――雪。

もうラボは、どこにもないんだよ。

そう言いかけて、すんでのところで口をつぐむ。

絆はしばらく押し黙った後、掠れた声を発した。

「駄目だ」

「…………」

押し黙った雪に笑いかけ、絆は言った。

「お前も一緒に帰るんだ。
何自分が死ぬようなことを言ってるんだ。
大丈夫だ、お前は強いんだ。
まだまだ頑張れる。一緒に頑張ろう。雪、負けるな」

「…………」


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