過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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485:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/09(月) 17:22:29.20 ID:KsGx2YfE0
「沢山死んだね……私達だけじゃない。
他の子も、沢山死んだよ。
私、分かるんだ。目が見えないからかな
……聞こえるの。沢山の声。
みんな言うよ。『どうして?』って」

「…………」

「死ぬと暗いんだって。冷たいんだって。
苦しいんだって、みんな言うよ。
私達が人工羊水の中にいた頃に戻るんだって
……そんなの、悲しいよ。悲しすぎるって私は思うよ。
だから……もう、苦しい思いをするのは、
私だけで十分だよ。
霧ちゃんは私の妹だから
……だから、幸せになって欲しいの。この世界で」

愕然としている絆に、雪は続けた。

「絃さんを殺したら、霧ちゃんと、
渚さんと一緒にラボに帰ってね。
私は、遠くでそれを見てる」


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