過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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494:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/11(水) 18:20:02.53 ID:MxHNRHcq0
6.天に空にあの場所に

雪のように、灰が舞っていた。

空から幾万もの粒子が舞い落ちてくる。

もう動かない亡骸を抱いて、俺はその灰の中、
ただ呆然と空を見上げた。

帰る場所なんて、どこにもない。

戻る場所なんて、もうどこにもない。

ここから基地に帰還できるかどうかも分からない。

俺は、軽く自嘲気味に笑って、
ボロボロの体で彼女にそっと呟いた。

「帰ろう……」


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