過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/11(水) 18:20:48.75 ID:MxHNRHcq0
動かない彼女。
鼓動を止めた彼女に、俺は静かに言った。
「帰ったら……みんながいるんだ。みんな、
帰りを待っててくれるんだ。
だから……一緒に帰ろう。家に」
「…………」
「目を開けろ……一緒に帰るんだろう?
一緒に帰れるんじゃ、なかったのか?」
その問いに答える声はなかった。
いくら待っても、帰ってくるのは
漠然とした沈黙だけだった。
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