過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/11(水) 18:23:59.51 ID:MxHNRHcq0
「言葉は分かるか?
ここはどこだか、理解できているか?」
「勿論です、絆特務官様。私はT325番です。
以前の記憶は、S678番より継承しております。
姉が大変お世話になりました」
深々と頭を下げた彼女に、戸惑ったように絆は返した。
「記憶の継承に成功したのか……?
じゃあ、圭のことを知ってるのか?」
「はい。私は前個体の全ての能力を引き継いでおります。
それはすなわち、
記憶の共有も成されているということであり、
私は、それらの算出したマイナス要素を全て克服しております。
必ずやあなた様のご満足いただける活躍をすることを、
お約束いたします」
眼鏡の位置を小さな手で直した彼女に、
絆は小さく笑いかけて、そして言った。
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