過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
1- 20
521:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/12(木) 18:26:24.58 ID:Y7PtevAY0
だから今更それを繰り返されたところで、
何を感じるでもなかった。

しかし絆は、「誰かに怒られる」という経験を、
産まれてこの方、殆どしたことがなかった。

考えてみれば、小さい頃から優秀であろうとしていた
自分は、親にも、教師にも褒められはしたが
怒られたことはなかった。

純が絆に向けていたのは、
純然たる憤まん、怒りだった。

叩けば死にそうな外見をしているのに、
その怒りは絆の心を強く抉った。

――バーリェはバーリェであり、人間ではない。

分かっていたことだ。

そんなのは言われなくても分かっていて。

トレーナーを始めた頃から、自覚していることだ。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
777Res/521 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice