過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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:
三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/12(木) 18:26:59.00 ID:Y7PtevAY0
しかしそれを改めてはっきりと、
他ならぬバーリェの口から言われると、
また違う威圧感があった。
「…………お前は、死にたいのか?」
そう問いかけると、純は何の迷いもなく頷いた。
「はい。私は、それこそがバーリェの本質だと考えます」
絆は息をついて純から視線を外し、窓の外を見た。
桜の花も、そろそろ終わる時期だ。
……そういえば、バーリェ達の墓は、
なくなってしまったな。
どこかに別の墓を作ってやらなきゃな、
と頭の片隅で何となく思う。
「そう考えているうちは、お前は性能以上
力を出すことは出来ないよ」
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