過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/13(金) 18:16:58.80 ID:72uX6PGo0
そう言いながら、絆は傍らの渚に
アイコンタクトを送った。
渚は頷くと、冷蔵庫に入っていたピザを取り出した。
それを小分けにして、レンジの中に入れる。
「ピザじゃないですか! 出前ですか?」
間の抜けた声を出して、霧がチェスから
目を離してこちらに近づいてきた。
純がそれを見て息をつき、本にまた視線を落とす。
「コーラもあるぞ。急いで用意させた」
絆がそう言うと、雪が顔を上げて嬉しそうに言った。
「ありがとう。こんな時なのに、絆は優しいね」
「…………」
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