過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/16(月) 19:50:46.61 ID://P1Hl+o0
「駄目だ」
しかしそれを打ち消して、
絆は傍らの渚に掴まりながら立ちあがった。
「俺達も一緒に行く。お前だけじゃ不安だ」
純が歯を噛んで口を開きかけたところで、
部屋の扉が開いた。
上層部の認証キーがないと、
外部からトレーナーの部屋を開くことは出来ない。
息を切らした駈が、部屋に駆け込んできた。
「絆特務官、出撃だ!
多数の死星獣に艦が取り囲まれている。
七百番台の機体を使いたまえ!」
「……了解した」
頷いて、絆は車椅子に座り込んだ。
「行くぞ、純。準備をしろ」
抑揚を抑えて、彼はそう言った。
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