過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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596:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/18(水) 19:29:18.01 ID:P18S44Kp0
呆然として純が呟くように言った。

「ど……どうされたのですか? 
私が、無理な操縦をしたからですか……?」

それに答えようとして、凄まじい胸の激痛に、
絆は体を丸めてまた血を吐いた。

渚が彼のシートベルトを外し、
ベルトの部分の胸部、腹部がへこんでいるのを見る。

肋骨が折れて、肺か胃に突き刺さっている可能性が高い。

「安心してください、私は救護士の資格も持っています。
血を、飲み込まないで無理せず吐いてください。
呼吸器を装着します!」

渚が声を押し殺して、コクピット内に装着されていた
簡易AEDセットを手に取る。

絆は胸を抑え、急激に落ちていく意識の中、
何とかそれを保とうとして失敗し。

一つ呻いて、暗い意識の底に落ち込んでいった。


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