過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
1- 20
632:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/21(土) 21:36:45.51 ID:+IntTbT/0
絆はゆっくりと目を開いた。

飛空艇が飛行する低音が響いている。

自分を囲むように、コクリコクリと
首を揺らしている渚の姿がまず目に入った。

ソファーには、互いに寄りかかるようにして
雪と霧が眠っている。

パラ……と本をめくる音が止まり、
絆が眠っているベッドの隣の椅子に、
腰を下ろしていた純がこちらを向いて口を開いた。

「おはようございます……という表現は
おかしいかもしれませんね。
現在は、夜半の二十時を回っております」

「ここは……」

「フォロントンに向かう途中の飛空艇の中です。
あなたは、戦闘後二十二時間三十分程昏睡状態でした。
まだ体に麻酔が残っていると思います。
動かないほうがいいです」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
777Res/632 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice