過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/21(土) 21:39:19.10 ID:+IntTbT/0
「…………」
絆は小さく咳をしてから、雪と霧を見た。
「バーリェは……俺達人間は、
一人じゃ生きていけないんだよ……」
かすれた声で、絆は続けた。
「……俺は、お前達の性能を信じてる。
だから、最後まで構えることが出来た。
お前には、まだよく分からないかもしれないが……」
「…………」
「計算で何もかもが成り立ってるんなら、
こんな状況は発生してない。
こんな世の中にはなっていない。
計算で成り立たないから……だから歪みが出てくるんだ。
俺はそれをよく知ってる……
だから、結果的にお前達を信じて『勝つ』ことが出来た」
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