過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/24(火) 22:05:04.89 ID:2BLGZ8KQ0
端的なAIの声と共に、霧が叫ぶ。
「衝撃に備えてください、発射します!」
大恒王の肩部と脚部の装甲が開き、
中の四つのキューブ体が高速回転する。
一拍後、大恒王は背後についていた椿の
AADと背中を合わせるように空中にホバリングし、
周囲にリング状の衝撃波を放った。
それがゆっくりと広がっていき、
群がっていた死星獣達を飲み込む。
次の瞬間、ぐんにゃりと空間が歪んで、
死星獣達が掻き消えた。
『エネルギーライン八十九パーセントに低下。
ブルーデ安定シマス』
一瞬純が苦しそうな表情をする。
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