過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/24(火) 22:17:49.58 ID:2BLGZ8KQ0
「全砲門を開放! 撃てええ!」
操縦桿を捻りこむ。
次の瞬間、大恒王を中心とした空間が、
今度は逆方向に歪んだ。
そして空間が元に戻り、火花をちらし始めた。
コクピットの中は、血まみれだった。
三人とも鼻や口からものすごい勢いで
血液を垂れ流している。
しかしそこで、雪が操縦桿を握って大声を上げた。
それは、彼女が見せたことがない激情の姿であり。
声にならない叫びだった。
空間が大恒王の力により歪み、
戦劫王を巻き込んでぐんにゃりと曲がる。
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