過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/25(水) 17:52:31.21 ID:JyuEt+7B0
圧倒的にこちらが不利だ。
しかし行動を起こさなければ、
大恒王が包囲されて
なぶり殺しになる可能性が高い。
それならば。
雪達だけでも、逃がしてやりたい。
そう思ったのだった。
言うことを聞くかどうかは不安だったが、
新世界連合の人間達は絆に向けて銃を構えながら、
何かを話し合った後一歩、二歩と後ろに下がった。
そして、絆と同様、体の各部に器具とギプス、
包帯などを装着した絃が、
足を引きずりながら前に進み出た。
桜にそっくりなバーリェ二人が、
彼のことを支えている。
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