過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/27(金) 18:38:42.35 ID:pjq4rUFZ0
金属音がした。
周囲の新世界連合の人間達が、
無言で銃をコッキングして絆に向けていた。
「……大丈夫だよ……私は……大丈夫だから……」
雪は手をふらふらとさせて絆の頬につけ、
咳をしてから、それを前方に向けた。
「……ジャンクション」
雪がそう言った途端だった。
彼女の体が、もやのように淡い白色に光り始めた。
それにともなってブゥン、と音がして
大恒王の電源が入り、鈍重な機械兵器は、
雪がしているように手を持ち上げた。
「第一ロックを解除。第二ロックを解除。
遠隔操縦プログラム起動。
全てのシステムをニュートラルヘ……」
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