過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/04/27(金) 18:46:15.82 ID:pjq4rUFZ0
絆は、しかしギプスがとれた腕で
頭を掻いて肩をすくめてみせた。
そして操縦桿を握って言う。
「テイクオフだ。集中しろ」
「はい……」
「了解しました!」
純と霧が返事をする。
背後の席で、渚が小さな声で言った。
「……本当に良いのですか?
もう一度この機体に、
あなたが乗りたいと言ったと聞いたときは、
嘘かと思いました」
絆は黙って大恒王の操縦桿を握りこんだ。
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