907: ◆H7NlgNe7hg[saga sage]
2012/05/14(月) 14:56:23.77 ID:dmKrlyEYo
どうしてそれが、亀の御爺ちゃん。“グランドタートル”の出番と相成ったのか。
その想像も容易だった。
まず、我等が魔族の大臣であるガーゴイル。
908: ◆H7NlgNe7hg[saga sage]
2012/05/14(月) 14:57:40.45 ID:dmKrlyEYo
端的なお答え。
実にわかりやすい。
オロオロと吐き気は止まらないし、実際に吐き出してもいる。
909: ◆H7NlgNe7hg[saga sage]
2012/05/14(月) 14:58:59.97 ID:dmKrlyEYo
アラクネ「取り合えず、横になりましょう」
魔王「い、や……ここの方が……」
910: ◆H7NlgNe7hg[saga sage]
2012/05/14(月) 14:59:42.12 ID:dmKrlyEYo
魔王「……ふう、ふう」
アラクネ「さ、て」
911: ◆H7NlgNe7hg[saga sage]
2012/05/14(月) 15:00:27.88 ID:dmKrlyEYo
アラクネ「?」
閑散としている貯蔵庫内にちょこんと1本。
透明な瓶に詰められている茶色い液体。これは……?
912: ◆H7NlgNe7hg[saga sage]
2012/05/14(月) 15:00:57.68 ID:dmKrlyEYo
アラクネ「じゃあ、魔王様。とりあえずコレを飲みましょうか?」
冷えた瓶を持ってベッド横へと移動する。
甘いってことは糖分が入ってるんだろうし、吸収も良いでしょう。
913: ◆H7NlgNe7hg[saga sage]
2012/05/14(月) 15:01:47.07 ID:dmKrlyEYo
あらあら。
なにこの魔王様。
弱っているせいかちょっと可愛いんですけど。
914: ◆H7NlgNe7hg[saga sage]
2012/05/14(月) 15:02:13.75 ID:dmKrlyEYo
魔王「ふう、ふう……はあ……」
あれだけ苦しそうにしていたのに、飲んだ瞬間にちょっとだけ笑顔を覗かせる。
ふふっ。普段からそうしていればとても可愛らしいのに。
915: ◆H7NlgNe7hg[saga sage]
2012/05/14(月) 15:02:50.64 ID:dmKrlyEYo
アラクネ「では魔王様。しばらく目を瞑ってしまいましょう」
魔王「で、でも……ベッドの中で吐きたくは……」
916: ◆H7NlgNe7hg[saga sage]
2012/05/14(月) 15:03:23.08 ID:dmKrlyEYo
魔王「ひゃっ」
アラクネ「冷たくて、気持ち良いでしょう?」
917: ◆H7NlgNe7hg[saga sage]
2012/05/14(月) 15:04:30.19 ID:dmKrlyEYo
アラクネ「凄い散らかりようね」
服は脱ぎっぱなし。
本は出しっぱなし。
1002Res/372.37 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。