過去ログ - 魔法少女隊R-TYPEs FINAL2〜ティロ・フィナーレの野望〜
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24: ◆HvWr2kWl99Dz[saga]
2012/03/26(月) 21:41:48.91 ID:esq9dg8G0
「……私は彼女と話をするから、皆は先行していて。後で追いつくわ。
 場所は指定したとおり。この通信波の発信源よ」

付き従う魔法少女隊にそう告げ、マミは一人、さやかのカーテンコールに向き合った。

「生きているとは聞いていたけれど……こんなところで出会えるなんて、思わなかったわ」

マミにとってもさやかにとっても、それは思わぬ再会だった。
英雄の帰還の際に、戦いの最中に死に分かれてそれきりで、まさか再び出会うことになろうとは。
最早感慨深くすらもある、と。マミは深い喜びを込めて呟いた。

「い、いやいやいやいやっ。そんな普通にしみじみ再会喜ぶ場面ですかっ、マミさんっ。
 って言うか本当にマミさんなんですか!?だって、マミさんはあのときに……」

だが、そんな純粋な懐かしさや喜びに浸ることは、さやかには不可能だった。
なにせ、さやかにとってはマミは既に死人なのだ。
戦いの中で失われた命。それに再びこうして出会ってしまった。
自分の頭が、自分ですら自覚できないうちにおかしくなってしまったのか。
それとも、ほむらのようなクローンでもできていたのか、そんなことまで考えてしまっていた。

「……そうね。確かに私はあの時死んだはずなのよ。バイドの戦闘機を倒すために超絶圧縮波動砲を使って。
 けれど、なぜか私は生きていた。そして、今もまだバイドと戦っているの。
 さやか。貴女も……同じみたいね。一度戦いの運命に巻き込まれたら、なかなか抜け出せないものよね」

そう言ってマミは笑った。
何度死にかけても、その度にその淵から蘇り、尚も戦いの運命に飲み込まれていく。
歳若い少女が背負うには、それはあまりに重く、暗い運命だ。

「そうですね、本当に。あたしだって、もう戦わなくてもいいはずなのに。
 魔法少女でもなくなっちゃったのに、まだこんなのに乗ってるんですから」

そして、同じようにさやかも笑った。
けれどその言葉は、マミにとっては聞き捨てならない言葉だった。


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