過去ログ - 魔法少女隊R-TYPEs FINAL2〜ティロ・フィナーレの野望〜
1- 20
281: ◆HvWr2kWl99Dz[saga]
2012/04/23(月) 02:41:04.67 ID:k9uXEPxw0
久々に随分と筆が乗りました。
時間も押してますので、カカッと投下しましょう。


282: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/04/23(月) 02:41:45.31 ID:k9uXEPxw0
「どうなってやがるんだか、今度はさ」

今度こそ本当に訳が分からない。
そんな様子で、これでもかというほどにあきれ返った様子で杏子は言葉を口にしていた。
そのキャノピーの外に広がる光景。電子的に処理をされ、キャノピーの内側に映像として映し出された世界。
以下略



283: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/04/23(月) 02:42:30.30 ID:k9uXEPxw0
「どっちを向いても敵、敵!敵っ!!いい加減にして貰いたいものだねっ!」

激化する戦いの宙。バイドの群れは、アークにも魔法少女にも、どちらにも等しく迫り来る。
そしてまたアークに無数に搭載された砲台や無人兵器は、動く物全てが敵であるかのように荒れ狂う。
それは余りに混沌としていて、余りにも苛烈で壮絶だった。
以下略



284: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/04/23(月) 02:43:15.89 ID:k9uXEPxw0
「……それでも、覆して見せるわ。何か、何か方法はあるはずなのよ」

それでも、織莉子は諦めなかった。
予知を続けることで織莉子にかかる負担は、決して軽いものではない。
それでも織莉子は、まどかによってもたらされた力を糧に未来を視続ける。
以下略



285: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/04/23(月) 02:43:55.04 ID:k9uXEPxw0
突如として、まどかのカーテンコールが激しい光を放ち始めた。
その光は、魔法を行使しうる魔法少女であれば、見覚えのある光だった。
魔法を行使する際に発生する、機体の発光現象。
具体例はさほど多くもなく、その現象の生じる理由は解明されていない。
それでもその光は、ついにまどかがその魔法を行使したのだということを示していた。
以下略



286: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/04/23(月) 02:44:38.14 ID:k9uXEPxw0
「そこのR戦闘機っ!貴方達はISPV-5の周回軌道上に侵入しているわ。直ちに軌道を離れなさいっ!」

純粋な驚きに呆然と立ちすくむ三人と、自らの能力を確信し、同じく呆然としている一人。
そしてもう一人、麻酔によって朦朧とする意識の端に、地球の姿を焼き付けていた少女。
そんな少女達に、殴りかかるような乱暴な通信が投げかけられるのだった。
以下略



287: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/04/23(月) 02:45:20.79 ID:k9uXEPxw0
「……分かりました。合流地点の座標を送ります、7番ハッチを空けておきますので、そこで収容します」

「了解した。……協力感謝するよ」

色よい返事はすぐに返ってきた。
以下略



288: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/04/23(月) 02:45:51.39 ID:k9uXEPxw0
「おい!返事しろ、まどかっ!!」

杏子は必死に呼びかけた。
まさかあの転移は、文字通り命がけで行ったものだったのかもしれない。
だとすれば、それほどの魔力を行使したまどかに待っている結末は何だ?
以下略



289: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/04/23(月) 02:46:30.11 ID:k9uXEPxw0
「私はきっと大丈夫。あのね、杏子ちゃん。私が一度死んだとき、この宇宙の人たちは皆絶望しちゃったんだよ。
 その絶望が、とても大きな力を生んだ。私はその力を皆に返してあげて、それで杏子ちゃんを呼び戻したんだ」

「……ああ、未だに信じられねぇけど、そういうことなんだってのはあたしにも分かるよ」

以下略



290: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/04/23(月) 02:47:02.60 ID:k9uXEPxw0
「多分、この力があればいろんな事ができると思う。マミさんや、他の魔法少女達を助けることができる。
 火星に住んでる人たちを、地球に避難させることだってできるかもしれない。
 でも……私には、この力でやらなくちゃいけないことがあるんだ」

そのいずれも、まどかの今の能力をもってすれば不可能なことではないのかもしれない。
以下略



567Res/572.13 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice