過去ログ - 魔法少女隊R-TYPEs FINAL2〜ティロ・フィナーレの野望〜
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284
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◆HvWr2kWl99Dz
[saga sage]
2012/04/23(月) 02:43:15.89 ID:k9uXEPxw0
「……それでも、覆して見せるわ。何か、何か方法はあるはずなのよ」
それでも、織莉子は諦めなかった。
予知を続けることで織莉子にかかる負担は、決して軽いものではない。
それでも織莉子は、まどかによってもたらされた力を糧に未来を視続ける。
以下略
285
:
◆HvWr2kWl99Dz
[saga sage]
2012/04/23(月) 02:43:55.04 ID:k9uXEPxw0
突如として、まどかのカーテンコールが激しい光を放ち始めた。
その光は、魔法を行使しうる魔法少女であれば、見覚えのある光だった。
魔法を行使する際に発生する、機体の発光現象。
具体例はさほど多くもなく、その現象の生じる理由は解明されていない。
それでもその光は、ついにまどかがその魔法を行使したのだということを示していた。
以下略
286
:
◆HvWr2kWl99Dz
[saga sage]
2012/04/23(月) 02:44:38.14 ID:k9uXEPxw0
「そこのR戦闘機っ!貴方達はISPV-5の周回軌道上に侵入しているわ。直ちに軌道を離れなさいっ!」
純粋な驚きに呆然と立ちすくむ三人と、自らの能力を確信し、同じく呆然としている一人。
そしてもう一人、麻酔によって朦朧とする意識の端に、地球の姿を焼き付けていた少女。
そんな少女達に、殴りかかるような乱暴な通信が投げかけられるのだった。
以下略
287
:
◆HvWr2kWl99Dz
[saga sage]
2012/04/23(月) 02:45:20.79 ID:k9uXEPxw0
「……分かりました。合流地点の座標を送ります、7番ハッチを空けておきますので、そこで収容します」
「了解した。……協力感謝するよ」
色よい返事はすぐに返ってきた。
以下略
288
:
◆HvWr2kWl99Dz
[saga sage]
2012/04/23(月) 02:45:51.39 ID:k9uXEPxw0
「おい!返事しろ、まどかっ!!」
杏子は必死に呼びかけた。
まさかあの転移は、文字通り命がけで行ったものだったのかもしれない。
だとすれば、それほどの魔力を行使したまどかに待っている結末は何だ?
以下略
289
:
◆HvWr2kWl99Dz
[saga sage]
2012/04/23(月) 02:46:30.11 ID:k9uXEPxw0
「私はきっと大丈夫。あのね、杏子ちゃん。私が一度死んだとき、この宇宙の人たちは皆絶望しちゃったんだよ。
その絶望が、とても大きな力を生んだ。私はその力を皆に返してあげて、それで杏子ちゃんを呼び戻したんだ」
「……ああ、未だに信じられねぇけど、そういうことなんだってのはあたしにも分かるよ」
以下略
290
:
◆HvWr2kWl99Dz
[saga sage]
2012/04/23(月) 02:47:02.60 ID:k9uXEPxw0
「多分、この力があればいろんな事ができると思う。マミさんや、他の魔法少女達を助けることができる。
火星に住んでる人たちを、地球に避難させることだってできるかもしれない。
でも……私には、この力でやらなくちゃいけないことがあるんだ」
そのいずれも、まどかの今の能力をもってすれば不可能なことではないのかもしれない。
以下略
291
:
◆HvWr2kWl99Dz
[saga sage]
2012/04/23(月) 02:47:41.71 ID:k9uXEPxw0
「貴女も見つけたのね。自分より大切な誰か。……本当に譲れない、戦う理由を」
気付けば、織莉子のヒュロスが隣に並んでいた。
かつて織莉子が見たまどかは、戦うことの意味を知らず、その苦痛を知らず。
ただ孤独に耐えかね、戦いという名の逃避を選ぼうとしていただけの少女だった。
以下略
292
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◆HvWr2kWl99Dz
[saga sage]
2012/04/23(月) 02:48:18.22 ID:k9uXEPxw0
以下略
293
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◆HvWr2kWl99Dz
[saga]
2012/04/23(月) 02:55:43.85 ID:k9uXEPxw0
希望→絶望→希望→絶望を繰り返せばいくらでもエネルギーを得られそうです。
ただまあ普通は、絶望を希望に変えることなんてできやしないのです。
それこそが奇跡とでも言えましょうか。
>>277
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294
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga sage]
2012/04/23(月) 12:42:16.08 ID:gvsl1YzDO
お疲れ様です!
太陽系と、ちょっとの異層次元内限定のヨグ=ソトース…その名もマド=カミサマ。
このSS内でも…全にして一、一にして全とか言われてたし…。
希望と明日を見つめ続ける少女、織莉子。
以下略
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