過去ログ - 魔法少女隊R-TYPEs FINAL2〜ティロ・フィナーレの野望〜
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◆HvWr2kWl99Dz
[saga sage]
2012/04/27(金) 22:20:17.39 ID:6LJg6SVs0
「……終わったの、かな」
砕けた破片が、次々に琥珀の液面に散らばっていく。
その光景を見つめながら、呆然とまどかは呟いた。
思いがけなく呆気ないと、ちょっとだけそんな風にも考えながら。
そう、事実バイドという敵はそこまで甘くはない。
そのことを、スゥはしっかりとその心に焼き付けていた。
「バイド反応増大……まだ終わりじゃない、まどか!気をつけてっ!!」
言葉と同時に、琥珀色の液面が揺らぐ。
その液面を突き破り、現れたのはバイドの大樹。
先ほどと変わらぬ姿、変わらぬ異形でもって、再びグランドフィナーレの前に立ちふさがった。
「そんな……確かに倒したはずなのに!」
「きっと再生したのね。さすがバイドの中枢。まさかこれほどの再生能力を持っているなんて」
まさしくそれは恐ろしいまでの再生能力。
打ち砕かれ、完全に粉砕されたはずのその大樹がすぐさま復活を遂げている。
「どうしよう、スゥちゃん。何回でも倒せばいいのかな……でも」
持久戦を挑むには、この方法は余りにも消費が大きすぎた。
グランドフィナーレ自体は問題ないだろう。けれど、まどかの魔力は有限なのだ。
「それじゃ無理だと思うよ、まどか。あいつはきっと、この空間そのものからエネルギーを取り込んでる。
そして、自分さえも再生させている。だとしたら……その元を断つしかない」
今まで繰り返してきた戦いから、スゥは一つの推測を得ていた。
恐らくこの琥珀色の液体は、バイドにとっての重要なエネルギー源なのだろう。
それを取り込むことであのバイドは、バイドの生産や自らの再生を為しえている。
それを遮るためにはどうするべきか。そのエネルギー源自体を断ち切るしかない。
すなわち、破壊しなければならないのはこの空間そのものなのだ。
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