過去ログ - 魔法少女隊R-TYPEs FINAL2〜ティロ・フィナーレの野望〜
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◆HvWr2kWl99Dz
[saga sage]
2012/05/03(木) 01:29:03.83 ID:ZBJljBKH0
「……あのね、スゥちゃん」
虚空を漂う二人。二人きりの時間はそこに無限にあった。
けれど、本当に無限にしてしまう訳にもいかなかった。
まどかには、スゥに話さなければならないことがあった。
とても大切なこと、けれどどうにもならない事実を。
「分かってるよ、まどか。……帰れないんだよね」
スゥは穏やかな口調でまどかに答えた。
その言葉に、思わず息を飲むまどか。
「あはは……お見通しだったのかな。凄いや、スゥちゃんは」
「多分ここは、太陽系から遠く離れた宇宙のどこか。そもそも同じ次元なのかどうかもわからない。
普通に考えたら、とてもじゃないけど帰れない。……それにまどかは、最終波動砲から逃れるために
沢山力を使ってしまったから。多分、太陽系に戻るだけの力はないと思ったから」
驚いたように、けれどすぐに笑ってまどかは答えた。
「凄いや、本当に何でもお見通しなんだね、スゥちゃんは」
「まどかのことだもん、分かるよ」
そう、もはやグランドフィナーレは動かない。
そしてまどかも、最終波動砲の余波から逃れるためにその能力を酷使してしまい
最早、太陽系に戻ることなどできなかった。
最早二人に帰還する術は何一つ残されていない。このままただ、永遠に虚空を彷徨い続けるしかなかった。
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