過去ログ - 魔法少女隊R-TYPEs FINAL2〜ティロ・フィナーレの野望〜
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◆HvWr2kWl99Dz
[saga sage]
2012/05/10(木) 21:08:35.68 ID:7AO1ihg40
「確かに、そのような話であったことは聞いているよ。
……それで君は一体何を願うというんだね、ゲルヒルデ。いいや、巴マミ」
そう促され、マミは答える。
その口調はどこか楽しげで、けれど辛辣な調子すらも含んだものだった。
「そうね、あれだけ地獄を見せてくれたんだもの、色々要求させて貰うわ。
まずは私を含む全ての魔法少女を日常に復帰させること。身体を失ったものはその復活もお願いするわ。
そしてもう一つ。沢山の少女達を犠牲にした上で生まれた魔法少女隊や魔女兵器。その存在を公表すること。
私からの要求はそれだけよ。できればすぐにでもお願いしたいところね」
一通りの要求を叩きつけ、どこか満足げにマミは笑った。
一瞬呆気に取られたような様子をしていた司令官も、すぐに乾いた笑みを漏らして。
「なるほど、なるほど。それは実に大それた望みだな。本当にそんな要求が通るとでも思っているのかね?」
「通して貰うわ、それが私達と貴方達との契約だもの」
マミは臆せず言葉を返す。
「通らんさ。君と契約を交わしたのは、戦時中の軍事政府だ。
知らなかっただろうね。君が宇宙を漂流していた間に軍事政府は解体され、新たな統合政府が成立していたのだよ。
故に我々には、君達と契約を交わした事実などは存在しない。それを履行する義務もまた、発生しないわけだ」
酷薄に、その口元に薄く笑みを浮かべて男は笑う。
バカな女だ。どれだけ兵士としては優秀でも、所詮は子供ということか。
たとえ軍事政府がそのまま残っていたとして、そんな要求が受け入れられるはずが無いだろうに。
こうして自分の命すら握られている状況で、よくもそんなことが吐けるものだ。
そう内心で嘲笑いながら、言葉に愉悦をたっぷりと滲ませて続く言葉を投げかけた。
「そして我々は、前政権の行っていた非人道的行為の全てを否定する。
当然、君を含め全ての魔法少女の存在を我々は認めない。……君もつくづく運がない。
このルナベース6には、君の他にも無数のソウルジェムが保管されている。それが何故だか分かるかね?
……もうじき、彼女達は処分されることになるからだ。そして君もそうなるのだよ」
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