過去ログ - 魔法少女隊R-TYPEs FINAL2〜ティロ・フィナーレの野望〜
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◆HvWr2kWl99Dz
[saga sage]
2012/05/10(木) 21:09:09.11 ID:7AO1ihg40
その衝撃的な事実、さらに続けざまに投げかけられる残酷な言葉。
そんな言葉に心砕け、気力は萎え。そして屈してしまうのだろうか。
そんなはずがない。この程度の絶望など、バイドに比べれば余りにも矮小だった。
むしろその男の言葉は、マミの懸念に明確な答えを与える結果となっていたのだから。
「貴方達はそう言って、グランゼーラ革命軍との盟約も反故にしたのね。
……なんにせよ、その事実がわかっただけで十分よ。これで、私達も目的を果たすことができる」
「何を、言っている?」
くす、と小さな笑みが零れた。
恐らく人としての身体があったのなら、その規格外な胸を十全と張っていたことだろう。
それほどに自信に満ち溢れた様子で、マミはさらに言葉を続けた。
「直に分かるわ。さあ皆、初めて頂戴っ!」
その言葉と同時に、基地内に無数の衝撃が走った。
激しい衝撃に揺さぶられ、どうにか壁に手をついて男は、焦燥交じりの言葉を発した。
「何だ!何が起こっている!?状況を報告しろっ!」
「わ、わかりませんっ!突如として、基地の周りに無数のR戦闘機が出現、基地に攻撃を仕掛けていますっ!」
「なんだとっ!?く……っ、とにかく無人兵器を出撃させろっ!付近の基地に救援を要請しろっ!」
口早にオペレーターに指示を伝え、ようやく男はマミを睨みつけた。
その片手には銃を。その銃口をマミのソウルジェムを突きつけて。
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