過去ログ - 魔法少女隊R-TYPEs FINAL2〜ティロ・フィナーレの野望〜
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401: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/05/10(木) 21:14:09.66 ID:7AO1ihg40
「全機脱出したわね?射線上からの退避も済んでいるかしら?」

マミの問いかけに全機が答える。発射準備は完了していた。後はただ、撃ち放つのみ。

「じゃあ、始めるわよ。私達の戦いを……未来を手に入れるための、戦いをね」
以下略



402: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/05/10(木) 21:15:12.73 ID:7AO1ihg40
――Epilogue of Kirika Kure & Oriko Mikuni――


「静粛に。美国織莉子及び呉キリカへの判決を言い渡す。……両名は求刑通り懲役300年の刑に処す」

以下略



403: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/05/10(木) 21:15:59.84 ID:7AO1ihg40
「どうにも解せないね」

護送船の中、特殊合金の檻の中。枷をはめられたキリカが呟いた。
どうやら新政府は、魔法少女の存在自体は否定的だが、その力を制御することには精力的らしく。
はめられたその枷は、魔法少女の魔法を抑制する機能も備えていた。
以下略



404: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/05/10(木) 21:16:34.79 ID:7AO1ihg40
「……なるほど、ね。なんだかちょっとだけ織莉子の気分が分かったような感じだよ。
 つまり、こういうことだろう?これからこの船にある不幸な事故が起こる。
 それは隕石との衝突かもしれないし、テロリストによる犯行かもしれない。そして護送船は撃沈。
 護送中の凶悪犯二名も、その爆発の中に消えた。きっとそんなところだろう?」

以下略



405: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/05/10(木) 21:17:48.31 ID:7AO1ihg40
「うぁっ?!」

「きゃっ……!」

その衝撃に二人の身体は投げ出され、壁に繋がれた枷によって引き止められた。
以下略



406: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/05/10(木) 21:18:21.65 ID:7AO1ihg40
「私だって!織莉子のことは大好きだ、愛してる。愛してるんだっ!
 ……嫌だ!嫌だ嫌だイヤだっ!こんなところで終わりたくない。まだ死にたくないっ!
 もっと織莉子と一緒に居たい、もっと一緒に話がしたい。もっと、もっと織莉子に触れたい。
 嫌だ、嫌だよ……死にたく、ない……よぉ」

以下略



407: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/05/10(木) 21:19:07.36 ID:7AO1ihg40
「……ええと、その。そういうこと、なんです。ハイ」

艦の通信をジャックして流れ込んできたその声は、やけに気まずそうな少女の声だった。

「え……貴女、は?」
以下略



408: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/05/10(木) 21:19:50.14 ID:7AO1ihg40
「き〜み〜た〜ち〜は〜〜っ!何をやってるんだぁぁぁっ!!」

キリカ、絶叫。
恐らくそれは照れ隠し。恥ずかし紛れといってもいい。
その声はとてもとても嬉しそうに、少女達へと怒りを発散していた。
以下略



409: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/05/10(木) 21:20:55.83 ID:7AO1ihg40
「本当にもう、一体どれだけ波乱万丈なのかしらね、私達の人生は。
 多分もう、一生どころじゃすまないほどの生き死にを越えてきたんじゃないかと思うくらい。
 思わず笑ってしまったわ。……そろそろ隠居でも考えようかしら。ねぇ、キリカ」

「え、いや。織莉子がそうしたいなら……私もいい、けど」
以下略



410: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/05/10(木) 21:21:34.57 ID:7AO1ihg40
「織莉子、私は戦う。私や織莉子をここまでコケにしたんだ。あいつらはその報いを受けるべきだ。
 織莉子はどうするんだい?やっぱり人間相手は……」

織莉子の戦う理由は、正義のため。世のため人のため。
だとすれば、その力を同じく人に向けるのは恐らく大いに躊躇うべきことだろう。
以下略



411: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/05/10(木) 21:22:54.23 ID:7AO1ihg40
――Epilogue of Kyoko Sakura――


「あとどれだけの時間が、あたしには残されてるんだろうな」

以下略



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