過去ログ - 魔法少女隊R-TYPEs FINAL2〜ティロ・フィナーレの野望〜
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451: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/05/15(火) 21:37:15.16 ID:A3hd8AFv0
「え……?」

呆然とするゆま。そして杏子はにやりと笑い。

「騎兵隊……というか、リリシアン自警団の到着だ」

そう、その一撃を放ったのはリリシアン自警団による攻撃だった。
杏子が魔法少女隊との合流を決めた時、リリシアン自警団の意見も割れていた。
このまま魔法少女隊やグランゼーラ革命軍の動きに同調するか、それとも静観し様子見に徹するかである。

そこを杏子が一喝したのである。
杏子はTEAM R-TYPEの元を訪れた時、地球連合軍を蝕む地球至上主義の実態を知った。
コロニーに干渉する理由が地球至上主義によるものである以上、今ここでそれを止めなければ
いずれかならずリリシアンにも本格的な介入が始まることは明白だった。
だからこそ今立ち上がらなければならないと、杏子は彼らに言い放ったのである。

そしてリリシアン自警団は地球連合軍に対して蜂起。
密かにかつ速やかに木星圏を通過し、魔法少女隊の下へと援軍に駆けつけたのであった。

例えリリシアン自警団の勢力を加えたとて、地球連合軍と真正面からぶつかるには力不足。
だが今目の前に迫る無人兵器群を蹴散らして脱出するためには、それは十分すぎるほどの戦力だった。

「援軍も一緒に連れてきてやったんだ。さっさと片付けて、それからゆっくり話そうぜ、ゆま」

戦端は開かれた。追いすがる無人兵器群を蹴散らし、木星へ。
戦火の中へと杏子の駆るキングスマインドが飛び込んでいく。

「……うんっ!」

ゆまは力強く答え、カロンはそれを追いかけ飛び込んだ。
かくして一つの再会は成った。けれど彼女達が生身の身体で触れ合える日は、まだ遠いのである。


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