過去ログ - 魔法少女隊R-TYPEs FINAL2〜ティロ・フィナーレの野望〜
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474: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/05/19(土) 21:36:33.40 ID:HIbkqNWz0
そして、それだけの時間を経ても波動砲が放たれることはなく。
代わりに飛び込んできたのは、どこか聞き覚えのある少女の声だった。

「最初に言っておくわ。こちらには確かに交渉のテーブルに付く用意がある。
 けれど貴方達がどうしてもそれを拒んで戦闘を行うというのなら、まずは貴方達の指揮官に死んでもらうことになる



「……銃口を突きつけて交渉のテーブルに付け、とは。随分とまだるっこしくも乱暴なことをするね。
 私が死んだところで、それで総崩れになるほど我々は甘くはないのだが」

いち早く九条はその言葉に答え、そして実に複雑な表情で言葉を続けるのだった。

「そうだな。確かに君が生きているのなら、魔法少女隊に加わっていても不思議はないだろう。
 かつての英雄が今は地球の敵対者……か、懐かしいな、スゥ=スラスター。いや、本当の名前は違うんだったかな?



通信の向こうで、静かに息を飲む音が聞こえた。
九条の言葉は、その少女にとっても意外だったのだろう。

「……答えを、聞かせなさい」

それでもどこか冷たい声で、その少女――暁美ほむらは
なんだかんだで実は面識のなかった九条に向けて決断を迫るのだった。


そしてその日、ゲイルロズ周辺宙域において地球連合軍・ゲイルロズ攻略艦隊と
グランゼーラ革命軍及び太陽系同盟軍との和睦交渉が開かれることとなる。
そしてその日より太陽系内部の状況は激変する。当然のごとくそれは、新たなる戦いを呼び起こす。


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