過去ログ - 魔法少女隊R-TYPEs FINAL2〜ティロ・フィナーレの野望〜
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497: ◆HvWr2kWl99Dz[saga sage]
2012/05/21(月) 21:05:34.98 ID:OsqIjkDy0
「そういえば……マミはどうしたのかしら。ここには来ていないの?」

話はどうにも尽きぬ中、ほむらが不意に問いかけた。
時間は随分と過ぎていたが、マミの姿は尚も見えなかった。

「ああ……それは、ね」

「マミや他の魔法少女達はさ、まだ身体がないんだ。
 ゲイルロズが陥落したときに、一緒に失われっちまった。
 それをどうにか復活させる方法を手に入れるってのも、あたしらの戦う理由の一つなんだ」

「それじゃあ、マミとは話はできないのかしら」

そこまで深刻な状況だったとは、ほむらでさえ知る由はなかった。
身体を失い、魂だけになった彼女達は一体何を考えて生きているのだろう。
魂だけになり、それでも生きるために戦い続ける彼女達。その生き様は、どれほどに過酷なのだろうと。
思わずそんな想像が脳裏をよぎり、閉ざした瞼の裏に熱いものがよぎった。

「いや、それはできるんだ。っつーか一応みんなそれなりに暮らしてはいる。
 そうでもなきゃあ、こんなところにずっとなんて耐えられないしさ。
 ほむら、会いに行こうぜ。マミのとこにもさ」

「そうだね、マミさんにも教えてあげなくちゃ、ほむらが帰ってきたんだって。
 さ、行こうじゃない、ほむらっ」

そして促されるままに、ほむらは杏子とさやかの後に続いた。
ゲイルロズの奥へ、魔法少女隊が管理する区画へと入ると、そこは底冷えのする空気に包まれていた。


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