過去ログ - 魔法少女隊R-TYPEs FINAL2〜ティロ・フィナーレの野望〜
↓
1-
覧
板
20
525
:
◆HvWr2kWl99Dz
[saga sage]
2012/05/24(木) 22:25:39.50 ID:9hN7J/Nz0
「なら、何の問題もないさ。でもあんたらはまだ未成年だ。ちゃんと成人するまでは家に来な」
「ちょっと驚いたけど、僕もそれがいいと思うな。
それに君がまどかと添い遂げるなら、君も僕達の家族の一員だ。
君さえよければ、ずっと家にいてくれてもいいと思う」
がつん、と。胸の奥を揺さぶられたような衝撃だった。
信じてもらえないと思っていたのに、馬鹿なことを言うなと罵られるかもしれなかったのに。
二人は全てを受け入れた。その上で、スゥのことさえも受け入れてしまっていた。
それがあまりにも嬉しくて、暖かくて。胸の奥から溢れるものを堪えきれなくなった。
「っ……っぐ、ぁ。ありがとう……ござい、ます。
信じてくれて。こんな私を、認めてくれて……本当に、本当に……っ」
そこから先は、もう声にもならなかった。
静かに嗚咽を漏らすスゥは、詢子は静かに抱きしめて。
「信じてやる、いくらだって受け入れてやる。だから、絶対に帰って来るんだぞ。
まどかと一緒に、ちゃんと元気な顔を見せてくれよ」
「はい……っ、えぐ。はい……っ!」
それはきっと幸せな時間。
スゥは家族の暖かみを知った。二人は希望を取り戻した。
けれど、幸せな時間はやはり長くも続かない。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
567Res/572.13 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 魔法少女隊R-TYPEs FINAL2〜ティロ・フィナーレの野望〜 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1332489408/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice