過去ログ - ペルソナっぽい悪魔設定のシェアワでお話を書いてみたい人集まれ
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161:仮面ニャルライダーホテップ[saga]
2012/05/13(日) 23:43:53.02 ID:oktdI4Nh0
「それを決めるのは自分自身だ
 お前が自らをバケモノだというのならば……
 俺はそいつらから人を守る正義の味方だ」

「な、ま、い、き」

 蜘蛛の糸が網目状に広がって彼を包囲する。
 バールのような物を練成してそれに魔力を込めた。
 それは彼が振るうままに蜘蛛の糸を切り裂く。

「嘘でしょう!?」

 バールのようなものを投げつけ、それと同時に蜘蛛女の背後に回りこむ。
 戦い慣れてないせいか突然武器を投げつけられて怯む蜘蛛女。
 隙を突いてマスカレイダーはもう一本練成していたバールのような物で蜘蛛女を地面に括りつける。
 ガマガエルもかくやという悲鳴をあげて蜘蛛女は地べたを這いつくばる。

「――――輝く(シャイニング)!」

 ベルトのイヴィルベリルが異界の風を世界に呼び込む。
 満ちる白色の魔力が黒のボディに美しいラインを形成して足に集中する。
 マスカレイダーはこれを受けて空高く舞い上がる。 

「――――――辺四角多面体(トラペゾヘドロン)!」

 高速で回転しながらマスカレイダーは鋭く尖った踵を蜘蛛女に叩きつける。
  
「キャアアアアアアアアアアアアアアアアア!」

 絶叫とともに蜘蛛女は青い炎に包まれて灰に変わる。
 担い手を失ったイヴィルベリルだけがその場に残っていた。
 マスカレイダーはそれを拾い上げて握りつぶす。

「……終わったか」

 マスカレイダーは自らの変身を解くと深くため息をつく。

「やあやあピエロ君、今日も頑張ってくれていて何より」

 そんなマスカレイダーの背後にいつの間にか立つ男性。
 肌は黒い、黒を基調とした上品な服装。


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