過去ログ - ペルソナっぽい悪魔設定のシェアワでお話を書いてみたい人集まれ
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◆2PnxfuTa8.
[saga]
2012/03/30(金) 11:45:49.56 ID:kkKQA7J30
「…………さて、そろそろ本音で話したらどうです?
ウルフマン・ジャック、貴方みたいな正義の味方がそんな馬鹿なことをする理由」
ウルヴィーはつまらなさそうにため息をつく。
「馬鹿野郎、俺は正義の味方なんかじゃねえよ
ただ無駄な犠牲を減らしたいのと……俺は強い奴には敬意を払うってだけだ
あの娘は俺より強い、だから俺はヤツの言うことを聞く」
「なるほど、それで貴方の言う小娘の手先として働いているって訳ですか」
「まあそうなる
知っての通り俺はガチの戦闘なら絶対に負けねえ
魔的属性(パターン)“金”、術分類(カテゴリー)“強化”、能力(モーメント)“内燃機関”
狼男の悪魔憑きの運動能力と治癒再生能力に加えて地上に存在しない金属のの爪で何でも切り裂ける
霊体だろうがなんだろうが何でも来いさ
そんな俺が反乱の長となって、昔なじみで聖職者狩りとして有名なお前も誘って無防備な王に攻撃を仕掛ける
王に不満を抱くヤツも乗る筈だ、その場の勢いでな
なんせガブリエルの話では王の首さえ手に入れれば誰でも王になれるらしいしよ」
「その場で調子に乗った反乱分子を皆殺し、王の力も示してめでたしめでたしと」
「ああ、そうだな。じゃあ乗ってくれるかい?」
「良いですよ、勝ち馬には乗る主義です」
「さんきゅー、それじゃあ妙なことはするなよ、絶対するなよ!
分け前は弾むから絶対だぞ!」
「分かってますよ、私とあなたの仲じゃないですか
私も試そうとしてたのは腹が立たなくも無いですがまあ忘れます」
「なら良い、ところであの女は?
お前が倒した教会の娘、ちゃんと五体満足で残しておいてくれたんだろうな?」
「勿論、少しハードに使ってしまいましたが問題ない筈ですよ
地下室で眠っておいてもらってますから今から引き渡しましょう」
「なら良い、ところであのお嬢ちゃんは?」
「今は蟲を操る練習中です
筋は悪くないですが“蝕”までには間に合いませんね
“蝕”の後を見据えて基礎から丁寧にやってます」
「そいつは重畳」
二人は地下室まで降りていく。
ブギーが一番奥に置いてある木の箱を開けると修道服を着た女性が眠っていた。
「これで良いですか?虫は抜いておきました」
「最高だぜ、病気になっちゃかなわねえからな」
「やれやれ訳のわからない人だ」
「お互い様だろうがよ、俺だってお前の言う世界の外ってのがよく分からないよ」
ブギーはため息を吐いてウルヴィーに箱を渡す。
機嫌良さげに彼は箱を車に乗せて帰っていった。
【ブギーマンは笑ってる 第九話「スリーピング・ビューティー」 続】
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