過去ログ - ペルソナっぽい悪魔設定のシェアワでお話を書いてみたい人集まれ
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◆2PnxfuTa8.
[saga]
2012/03/30(金) 22:59:35.27 ID:kkKQA7J30
「俺がまだ人間だった時の話だ
俺はガキの頃から少林拳ってのをやってきた
親父の仕事の都合で中国に住んでいたから地元のガキに混じって一生懸命練習をした
身体がでけえからかそもそも向いてたからか知らんがすげえ上達して師匠に偉く気に入られたんだ
上級生のいじめっ子から友達守ってみたりなんかもして、人を守る武の道に生きがい見出したりしちゃって
大人になってからはそのまま拳法の先生として地元で道場なんか開いちゃったりして
それである日弟子がボコボコにされたのが原因でちょいと近くの道場主と揉めてな
古い時代だったから決闘なんてのもまだ残っていてそいつと俺はやりあった
無論俺の勝ち、瞬殺だったね
だがその道場主の家族が俺を恨んでよ、銃で俺の家族をみぃんな殺しちまった
守ることに喜びを感じていた俺は一番大事な物を守れなかったんだな
俺も撃たれて、その時に親父が俺に土産物としてくれたイヴィルベリルが俺の血に反応
狼男と契約して、その場で全員八つ裂きにして……俺は全てを捨てて旅に出た
そうだな、あんたを助けたのもその頃の感情が残ってるからかもしれねえわ」
「…………そんな、それが本当なら私の聞いてたことは…………」
「分かってくれたか?悪魔憑きにもこういう人間くせえのが居るのさ
不幸だなんて思うなよ?同情されるのは好きじゃねえ
旅していく中でダチができたり目標が見つかったりしたし
悪いやつに苦しめられる善良な小市民を助けられたからそれで良いんだ」
「それで、私はどうすればいいんですか」
「ん?」
「私は孤児ですし、もう行く宛もありません
今バチカンに戻れば処刑は免れないでしょう
助けたっていうのは分かりましたけど助けてもらった所で……」
「ああ、それな
お嬢ちゃん、あんたはまだ若い
世界を旅して見聞を広める気は無いか?
あんたの目や耳で受け取った事実から自分なりに考え方を深めていけば良い」
「旅……?」
「差し当っては日本を勧めよう、あそこは教会の勢力も余り及んでないし
もし追手が差し向けられても嬢ちゃんならなんとかできるだろうさ
あんな東の果てに教会もわざわざ戦力を割きたくない筈だ」
「はぁ……」
「今日明日の内にこの国を離れて日本へ向かうと良い
もうすぐ俺達悪魔憑きのパーティーが始まるからな
教会の奴らも大挙して押し寄せてくる可能性がある
今のあんたは両方から狙われる身分なんだから自分の身体は大切にしな」
ウルヴィーは引き出しからトンファーと短い棒のようなものを取り出してアリアに渡す。
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