過去ログ - 阿良々木暦「怪異なんて、本当はいないのだから」
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[sage]
2012/03/26(月) 09:29:46.10 ID:qCR8h79jo
007
「次は羽川翼、委員長ちゃんは登場エピソードが多いね」
「まぁ、忍野と知り合う前からの付き合いだしな」
「ああ。彼女が関わった怪異については半分以上はすでに話したかな?」
猫に魅入られた少女、羽川翼。
彼女はその精神に猫を宿している。
その猫は彼女のストレスが高まった時に現れ、人格を乗っ取る。
羽川は正気を失い、気が済むまで暴れ狂うのだ。
春休みの時と文化祭直前の2回、彼女は猫に魅入られた。
「春休みの件はさっきも言ったね、重症など負っていない 。
ゴールデンウィークは彼女が暴れただけ、彼女の頭は怪異と関係なく優秀だから
バレないように上手くやったんだろうね 。
いやぁ、阿良々木君の説得で彼女も自分の凶行を反省したみたいでよかったね。うん。
そうでなければ歯止めが効かなくなってたかもね。よかったよかった。
まったくめでたしめでたしな結末だったよ。」
忍が存在しない以上は僕が羽川を止めたことになるのか。
いや、忍野の言葉を借りるならば、羽川が勝手に助かっただけなんだろうな。
「二度目の猫で君が襲われたのもまたしても阿良々木君との痴情のもつれで委員長ちゃんが家出しただけだよ。
モテる男は辛いねえ阿良々木君?いや、もっと辛い人もいるかもねえ?」
「別に、僕はモテてなんか・・・」
「ふぅん?まあそれはそれとして、委員長ちゃんも前回で反省したのか、
この時は誰かを傷つけるような真似はしなかったようだね。」
「その時だけどさ、僕は羽川にぶっ飛ばされて、エナジードレインを食らって、
忍に助けてもらってようやく事なきを得たんだぜ?」
「ああ、それかい?阿良々木君を組み伏せたのも普通に委員長ちゃんの腕力と運動能力で、さ。
あと、阿良々木君が力を吸い取られた、エナジードレインされたかのように感じたのは
薄着の委員長ちゃんに密着されて阿良々木君の思春期な部分が反応しちゃっただけだろうね。
要するにおっぱいの力だよ。おっぱい最強。
忍ちゃん?誰だいそれは?
そんなものはこの世に存在しないんだから、阿良々木君が単純に委員長ちゃんを振りほどいただけだよ。
男子の腕力ならそう女の子一人くらいどうとだってなるさ。
ん?自分が女の子を殴るわけない?
ああ、阿良々木君はそういう人だもんねぇ。
じゃあ真実を教えてあげるよ」
「・・・。」
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