過去ログ - 阿良々木暦「怪異なんて、本当はいないのだから」
1- 20
23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/03/27(火) 00:33:44.01 ID:0avADKRHo
011


「ふうん、それが阿良々木月火ちゃんの正体なんだね。」

久しぶりに忍野が口を開いた。
それでも相変わらず、真剣なのかどうかはわからない顔としゃべり方をしている。

「ああ、僕の大事な妹だ。
たとえ他の誰にも見えなくたってな。」

「そうかい、まあ、これでカウンセリングはおしまいさ。何か感想は?」

なかなかこれまでの価値観を揺るがすカウンセリングだったぜ、忍野。

「怪異は存在するかもしれないし、しないかもしれない。
でも、僕は怪異と関わり続けるだろうな。」

地獄のようだった春休み程では無かったけれど。

「そっか。ま、阿良々木君がそれでいいんならそれでいいんじゃない?」

「ああ、そうだな」

最後まで、いつもの忍野といった顔と語り口調だった。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
35Res/25.16 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice