過去ログ - 阿良々木暦「怪異なんて、本当はいないのだから」
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6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/03/24(土) 22:15:09.78 ID:3EJp6ei0o
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「次は神原か?」

「そうだね、彼女もほぼ説明不要だよ。
自分で夜襲かけただけさ 。自らの意思でね。」

あくまでも、他ならぬ神原自身の意思。
猿の手などに願わなくても、猿の手など存在しなくても、神原は僕を亡き者にしようとしただろう。

神原の戦場ヶ原に対する思いは、それ程に深い。
それは痛いほど思い知っている。

神原も、僕も、そこに神原の意思以外の何ものかの介入があったと信じたかったのだろう。

そうして生み出されたのが、神原が願った怪異。

怪異は外側には存在せず、人間の内側にのみ存在しているのだから。

「君とのバトルも怪異が存在しない以上ただの殴り合いの喧嘩さ。
痴情のもつれが原因のね 」

痴情のもつれって。
ああ、間違ってはいないか。

「そうだ、吹き飛ばされたように見えた阿良々木君のマウンテンバイクもスクラップになってはいないよ。あの時点ではね 。
今頃は道端で錆びついてるんじゃあないかな?」

「・・・。」


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