過去ログ - さやか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇 第二夜
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◆ySV3bQLdI.
[ saga]
2012/05/21(月) 02:42:48.48 ID:OuKAohIbo
鋼牙とザルバの言は至極もっともで、釈明の声も尻すぼみになる。
遂には沈黙する鋼牙の仏頂面に耐えかねて、
「本当にすみませんでした……。これからはちゃんと気を付けます」
告げるなり一礼して背を向ける。そして、とぼとぼと歩き出した。
「どこへ行く気だ」
「いえ、大通りに戻ろうかと……」
と言っても、道も半ば過ぎ。帰るのも行くのも大差ないのだが。
家に帰るのは更に遅くなりそうだが、鋼牙に叱られた手前、仕方がなかった。
すると鋼牙もまどかに背を向け、首だけ振り返り一言。
「急いでいるんだろう。送っていく、ついてこい」
最初は何を言っているのかわからなかった。
やがて理解が追い付くにつれ、まどかの顔はパァッと明るくなっていき――。
「え……あ、はい!」
歩を進める鋼牙の斜め後ろに駆け寄った。
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