過去ログ - さやか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇 第二夜
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245: ◆ySV3bQLdI.[ saga]
2012/05/21(月) 02:41:15.85 ID:OuKAohIbo

「何を考えている。言ったはずだ、夜は危険だと。今の街はなおさらだ」

 にこやかに笑うまどかだったが、返ってきたのは厳しい言葉だった。
 険しい視線と表情で、静かだが重い声で叱責された。
 魔の存在への恐怖からは解放されたが、その分、別に恐れていた大人からの説教が増えてしまった。
無論、命の危機とは比べ物にならないが。

「はい、ごめんなさい……」

 しょんぼりと項垂れるまどか。
 一言も言い返せるはずがない。数時間前にホラーや魔女は夜、人気のない場所に注意しろと言われたばかり。
それを無視したのだから自業自得だった。
しかも鋼牙の纏う厳格な雰囲気は、学校の怖い教師を思い起こさせて、萎縮してしまうのだ。

『そうでなくても、子供が夜に一人で歩くには不用心な道だな』

「その……早く帰らなきゃと思ってつい近道を……」




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