過去ログ - さやか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇 第二夜
1- 20
308: ◆ySV3bQLdI.[ saga]
2012/06/19(火) 02:08:15.52 ID:cA/hk6mBo

――命さんの存在があったから、私は真実を確かめる勇気を持てた。
 その勇気は、果たして私が思っているほど素晴らしい感情なのかしら――

 一度でも考えてしまったが最後、疑惑は膨らんでいく。
 悪い方へ、悪い方へと、転がるように思い詰めてしまう。 
 
――たった一人でいい。私を愛してほしい。最初は、ただそれだけだったはず。
 なのに私は、命さんがいるからキュゥべえを失っても耐えられると考えてた。
 それは、より満たされる一人と出会ったら、前の一人はいなくてもいいと思っていることにならないの?
 私は、キュゥべえと秤にかけて命さんを選んでいたとでも?

 正体も定かでない謎の生物であるキュゥべえよりも、同じ女性の……ううん、同じ人間だから?
 私に隠し事をしている彼よりも、私を温かく包んでくれる人だから?

 だから、キュゥべえを失っても耐えられる……?

 いなくなってもいい……?

 いえ、むしろ……。


 キュゥべえは……もう、いらない……?――




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/567.33 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice