過去ログ - さやか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇 第二夜
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◆ySV3bQLdI.
[ saga]
2012/07/18(水) 02:29:45.03 ID:tqjH1JxGo
ちょうどまどかも気付き、席を立っていた。
数時間ぶりに見たまどかの目はもう赤くはない。落ち込んでいる様子もない。
代わりに、頬が僅かながら紅潮し、足取りがやや覚束ない気はしたが。
さやかがまどかと一緒に教室を出る際、ふと振り返ると仁美と目が合う。
その眼は何かを訴えているようだったが、そのうちにあちらから逸らされた。
「ごめんなさいね。お昼休みなのに」
仕方なくマミの許に向かうと、マミは最初にそう言った。
まどか同様、声に張りが感じられない。やつれや目の赤みは幾分か緩和されてはいるが、
陰鬱な雰囲気までは拭い去れていなかった。
「いえ、それでお話って言うのは……?」
「ええ。話って言うか、今日の放課後、また昨日の喫茶店に一緒に行って欲しいの。そのお誘い」
救助した命と一緒に行ったオープンカフェ。
お茶もケーキも美味しく、後で調べたところによると、割と評判の店らしい。
ここから少し遠いが、昨日のように魔女退治にならなければ遅くはならないだろう。
さやかに特に拒む理由はなかったが、気になることがひとつ。
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