過去ログ - さやか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇 第二夜
1- 20
451: ◆ySV3bQLdI.[ saga]
2012/07/18(水) 02:29:45.03 ID:tqjH1JxGo

 ちょうどまどかも気付き、席を立っていた。
 数時間ぶりに見たまどかの目はもう赤くはない。落ち込んでいる様子もない。
代わりに、頬が僅かながら紅潮し、足取りがやや覚束ない気はしたが。
 
 さやかがまどかと一緒に教室を出る際、ふと振り返ると仁美と目が合う。
その眼は何かを訴えているようだったが、そのうちにあちらから逸らされた。

「ごめんなさいね。お昼休みなのに」

 仕方なくマミの許に向かうと、マミは最初にそう言った。
 まどか同様、声に張りが感じられない。やつれや目の赤みは幾分か緩和されてはいるが、
陰鬱な雰囲気までは拭い去れていなかった。 

「いえ、それでお話って言うのは……?」

「ええ。話って言うか、今日の放課後、また昨日の喫茶店に一緒に行って欲しいの。そのお誘い」

 救助した命と一緒に行ったオープンカフェ。
お茶もケーキも美味しく、後で調べたところによると、割と評判の店らしい。
ここから少し遠いが、昨日のように魔女退治にならなければ遅くはならないだろう。
 さやかに特に拒む理由はなかったが、気になることがひとつ。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/567.33 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice