過去ログ - さやか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇 第二夜
↓
1-
覧
板
20
563
:
◆ySV3bQLdI.
[ saga]
2012/08/29(水) 02:23:37.86 ID:xDvK8blDo
手の内に生まれた槍は、迷いなくさやかの鼻先に突きつけられた。
杏子は不敵に微笑み、さやかは身を強張らせる。
しかし槍の恐怖よりも、驚きが勝っていた。
何故なら杏子が見せた現象、その光には思い当たる節があったから。
「ほら、さっさと正体を見せなよ。そしたら、あたしが切り刻んでやるさ」
「まさか……あんたも魔法少女!?」
さやかの知る限り、そんなことができるのは魔法少女か魔戒騎士だけだが、騎士とは少し違う。
何より、何度か見たマミの戦闘と酷似していた。
「……魔法少女を知ってんのか? まさか、あんたも?」
「あたしは違う……。違うけど、巴マミって人に助けてもらって……
キュゥべえに素質はあるって言われたけど、契約はまだ……」
「巴マミ……」
杏子が噛み締めるように復唱する。
呟きは重く、そこに複雑な思いが秘められていると、さやかにも漠然とだが読み取れた。
知り合いか尋ねようとしたが、それより早く杏子が遮る。
「あんた、名前は……?」
「美樹……さやか」
問われるがままに答えると、杏子は槍を引いた。
これで当面の危機は去ったのだろうか。
ほっと息をつこうとしたのも束の間。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
1002Res/567.33 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - さやか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇 第二夜 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1332687612/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice