15: ◆TJ9qoWuqvA[saga sage]
2012/03/26(月) 04:17:39.57 ID:a/IujzHQo
魔法少女はね、刺激を求めさせたら「世界救おうぜ!」とか体育会系ファンタジー浪漫なノリが、身構えるより早く返ってくる所なんですよ。
マジでやる気だからね、冗談とか一切言わないからね、まどかさえ契約してしまったら、普通にできるからね。
希望なんてなくても、未来が保証できなくても、例え夢や魔法なんてなかったとしても、魔法少女が願えば即実行、そういう宿命なんだ!
16: ◆TJ9qoWuqvA[saga sage]
2012/03/26(月) 04:18:43.12 ID:a/IujzHQo
さやか「ええい! いいかげんにしろぉーいこのすっとこどっこい!」
まどか「さやかちゃん? 今日はどうしたの?」
17: ◆TJ9qoWuqvA[saga sage]
2012/03/26(月) 04:20:12.10 ID:a/IujzHQo
さやか「ほわぁっつ!? 大きい……だけ!?」
まどか「私はあんなに食べられないよ。あれは、さやかちゃんのおやつ?」
18: ◆TJ9qoWuqvA[saga sage]
2012/03/26(月) 04:20:41.77 ID:a/IujzHQo
杏子「頭が……何だって?」
さやか「生えてたよね!? ケーキから!」
19: ◆TJ9qoWuqvA[saga sage]
2012/03/26(月) 04:21:23.81 ID:a/IujzHQo
慌てて、テーブルに縋りつく。
巨大ケーキを突付いたり、叩いたりしてみたけど、一切反応がない。
やばい、嵌められた、と思って振り返って見れば、もう引っ込めないところまで出てしまっていた。
くっ、これが、マミさんが得意とする釣り野伏せか!
20: ◆TJ9qoWuqvA[saga sage]
2012/03/26(月) 04:22:04.83 ID:a/IujzHQo
杏子「やばくないか、こいつ?」
ほむら「相当きてるわね」
21: ◆TJ9qoWuqvA[saga sage]
2012/03/26(月) 04:22:55.90 ID:a/IujzHQo
みんな、精神分裂病の子供を哀れむような視線を投げかけて、マミさんちを去っていった。
静寂が辺りを包む。
残ったのは、私一人。
いや、二人だ。
22: ◆TJ9qoWuqvA[saga sage]
2012/03/26(月) 04:23:33.39 ID:a/IujzHQo
さやか「マミさーん、出てこない気なら私がそのケーキを食べちゃいますよ?」
ケーキ「……」
23: ◆TJ9qoWuqvA[saga sage]
2012/03/26(月) 04:24:03.83 ID:a/IujzHQo
徹底的に無視ですか。
最近、マミさん、私に冷たくないですか?
全体的に苛々してませんか? そいつは更年期障害ですか? おおっと失礼、今のは……主審はアウトォ! アウトとでました!
24: ◆TJ9qoWuqvA[saga sage]
2012/03/26(月) 04:24:34.22 ID:a/IujzHQo
さぁ、さやか選手、十分な助走から、だんっとテーブルに右足を引っ掛けたー!
そしておおーっと! 足の力で一気に上るのか!? 上がる気だ! 上って……上るっ……上っ……。
魔法少女らしく、魔法を利用して上がったー!(誤魔化した)
そして仁王立ち!
25: ◆TJ9qoWuqvA[saga sage]
2012/03/26(月) 04:25:09.01 ID:a/IujzHQo
さやか「でっか……」
高さは、私の胸の辺りくらいある。
横幅は、私が三人は入るくらい。
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