過去ログ - 勇者「淫魔の国の王になったわけだが」
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129: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2012/03/27(火) 03:48:20.68 ID:h7sEMOtHo
言って、勇者は身を起こす。
押し倒し、鼻先が触れ合う距離、吐息がくすぐったく感じるような距離から離れる。
その刹那、彼女がどこか名残惜しそうな表情をしたが、彼は気付くまいとした。
気付いてしまえば――欲望のままに彼女を貪り、荒淫に耽ってしまいそうだったから。

勇者「……無防備すぎる、お前は」

ワルキューレ「…この状況で、抗えるものか」

勇者「やっぱり納得行かない事があるんだが」

ワルキューレ「何だろうか?」

勇者「…なんで、俺に拘る?…お前の主の方が強いはずだ。……いや、そうであってほしい」

ワルキューレ「恐らくは、な。……だが貴公の強さは、別の所にあると感じたんだ。我が主神とは、別の」

勇者「別の所?」

ワルキューレ「淫魔とも、私の力を奪った彼女とも、私とも、我が主とも違う。『人を超えた存在』には持ちえない類の強さを感じる」

勇者「そう言われても、こういうのは本人にはピンと来ない」

ワルキューレ「……私も、未だ良く解らない。触れ合えば、解るのかと思ったんだ」

勇者「………うぅむ」

ワルキューレ「……それとも、その……わ、私では……駄目、か?」////


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