過去ログ - 勇者「淫魔の国の王になったわけだが」
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◆1UOAiS.xYWtC
[sagesaga]
2012/03/27(火) 04:04:39.30 ID:h7sEMOtHo
サキュバスA「まぁまぁ。……それは置いておきまして、陛下の呪文を見たのは初めてでしたわ」
勇者「そうだったかな」
サキュバスA「あの轟音は、今も忘れ得ません。恥ずかしながら、驚いて暫し固まってしまいました」
以下略
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◆1UOAiS.xYWtC
[sagesaga]
2012/03/27(火) 04:05:13.57 ID:h7sEMOtHo
サキュバスA「ところで陛下、どこかへご用があったのでは?」
勇者「あぁ、そうそう。ちょっとワルキューレの見舞いにな」
サキュバスA「見舞い?……何かありましたの?」
以下略
151
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◆1UOAiS.xYWtC
[sagesaga]
2012/03/27(火) 04:05:40.22 ID:h7sEMOtHo
ワルキューレの部屋の前
勇者「という訳で、見舞いに来たけど」
メイド「陛下?……御自らですか?」
以下略
152
:
◆1UOAiS.xYWtC
[sagesaga]
2012/03/27(火) 04:06:12.41 ID:h7sEMOtHo
夕餉を終え、しばし休息した後、彼の部屋を訪れる者があった。
ノックの音に勇者は読みかけていた本を置き、入室を促す。
勇者「……入れ、堕女神だろ?」
以下略
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◆1UOAiS.xYWtC
[sagesaga]
2012/03/27(火) 04:06:39.84 ID:h7sEMOtHo
その姿勢のまま、殊更にゆっくりとベッドへ近づく。
一歩ごとに、彼女の表情が崩れていき、歓喜と熱情に中てられていった。
尻に感触を覚えた頃には、既にベッドに横たえられていた。
膝裏と背中の温もりが消え去るが、喪失感は無い。
何故なら、目の前に――覆いかぶさるように、包み込むように彼の存在があったからだ。
以下略
154
:
◆1UOAiS.xYWtC
[sagesaga]
2012/03/27(火) 04:07:31.36 ID:h7sEMOtHo
―――――4時間後
勇者「………酷すぎる」
堕女神「は…?」
以下略
155
:
◆1UOAiS.xYWtC
[sagesaga]
2012/03/27(火) 04:09:05.62 ID:h7sEMOtHo
勇者「何だ、気になるのか」
堕女神「……秘密と仰るのなら、それでも」
勇者「いや。……簡単な問答だよ。そして答えを持っている者はいない、な」
以下略
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◆1UOAiS.xYWtC
[sagesaga]
2012/03/27(火) 04:09:48.12 ID:h7sEMOtHo
勇者「随分と、人間を買うんだな」
堕女神「今でも、私は人間達を愛していますよ。……貴方が、教えてくれた事です」
勇者「あぁ。……そうだった、な」
以下略
157
:
◆1UOAiS.xYWtC
[sagesaga]
2012/03/27(火) 04:10:43.33 ID:h7sEMOtHo
朝がやってきて、いつものように起きるとまず彼は、傍らで寝息を立てる堕女神の顔を見た。
サキュバスAと同じ、安心しきった寝顔。
いつか宿敵が語り聞かせた様子に同じ、人界の美女が霞んで見えるほどの美しさ。
長い睫が揺れ、やや厚く艶めかしい唇は僅かに開き、甘く馥郁とした寝息が漏れる。
仰向けの勇者の右胸にしがみ付くような姿勢で、押しつけられた乳房は彼の胸板に当たって形を変えていた。
以下略
158
:
◆1UOAiS.xYWtC
[sagesaga]
2012/03/27(火) 04:11:10.22 ID:h7sEMOtHo
堕女神「……お見苦しい所をお見せしました」
勇者「いや、全然」
堕女神「下拵えは済ませてありますので、すぐに朝食の支度をいたします」
以下略
159
:
◆1UOAiS.xYWtC
[sagesaga]
2012/03/27(火) 04:11:41.24 ID:h7sEMOtHo
着替えに袖を通し、腰に剣を差して、再びワルキューレの部屋へ向かう。
扉の前にいたメイドは、彼女が先ほど目を覚ました事を勇者に伝えた。
ノックすれば、中から、控え目な、それでいてよく通る声で返事がされた。
勇者「入るぞ。……何だ、元気そうだな」
以下略
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