過去ログ - 勇者「淫魔の国の王になったわけだが」
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24: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2012/03/26(月) 05:29:46.01 ID:5OyPL7Mao
サキュバスA「……あ、なるほど?」

ワルキューレ「ふ、うぅ……あ……」

サキュバスA「うふふ、良い事知っちゃったわね。……今日は、これくらいにしておきましょうか」

ワルキューレ「……」

サキュバスA「さてさて、いつまで耐えられる事やら。楽しくなりそうね」

壁面の装置を操作し、彼女の体を下ろし、手枷につけられていたフックを外す。
現状抵抗は無意味だが、それでも用心して手枷は外さない。
ぐったりと脱力したワルキューレの体を担ぎ、独房へと運ぶ。
自らより体格の勝っている彼女の体を、軽々と。

独房の扉を押し開け、石畳の上に粗末に敷かれた寝藁へ、彼女を寝かせる。
ベッドなどありはせず、用を足すための穴が申し訳程度に部屋の隅に開けられた、狭く粗末な独房。
暗く寒く、惨めな気分を煽り立てるような、絶望の空間だ。
家畜を飼う檻ですら、もう少しマシなはずだ。
気を失っているのは、彼女にとっては幸運だろうか。

サキュバスA「おやすみなさい。良い淫夢(ゆめ)を」

最後に彼女の頬を撫でてから、独房を出る。

ワルキューレが薄れる意識の中で聴いたのは、独房の鉄格子が閉まる、硬く軋む音。


――そして、頑強な錠をかけられる、変に澄み渡った金属音。




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