過去ログ - 星空みゆき「ガンプラビルダーズ!」
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36:ヤン[sage]
2012/04/13(金) 13:01:53.17 ID:F3Gya1gL0
次の日。みゆきとあかねは七色ヶ学園の教室で、なおとれいかに昨日の出来事を話していた。
「へぇー。生徒会長、ガンプラ作るんだ」
「ええ、入江生徒会長はガンプラマイスターの称号をお持ちです」
ガンプラマイスターとは、ガンプラビルダーの頂点に立った者のみが与えられる称号である。
『えっ!?』
「確か、小学6年生・・・。12歳の時に取られたと・・・」
『12歳!?』
れいかを除く3人が声を上げた。その反応を見て、れいかはきょとんとする。
「ええ、そう伺っておりますが・・・」
「チョイ待ち!れいか、知っとるか?マイスターになるんがどんだけ厳しいんか!」
あかねが叫んだ。
ガンプラマイスターの称号は誰でもおいそれと取れるものではない。ガンプラを発売するメーカー、バンダイが主催する全国コンテストに入選しなければならないし、初心者、上級者問わず誰でもアドバイスを送る知識を持っていなければならない。そして、ガンプラバトルでの勝利数、プレイ時間を吟味され、ようやくバンダイからマイスターの称号を得られるというわけだ。
一応、救済ルールとしてビルダーがマイスターをガンプラバトルで撃墜することでもマイスターの称号を得られる。ビルダー達の間では俗に下克上とか、大金星と呼ばれているルールだが、同時にビルダー達にはあまりいい印象ではない。接待バトル、ラッキーヒットとバカにされるし、何よりビルダーのプライドが許さないからだ。それを覆すにはバトルの内容で答えるしかない。
「想像ですが、小学生の頃の自由時間をガンプラに当てていたのでは?」
「それでもキツイで〜。化け物かいな生徒会長は・・・」
「でもさ」
みゆきが口を開いた。
「何で蘇我って人、入江生徒会長につっかかって来るんだろ?」
「それは、生徒会選挙にあるかと」
れいかが答える。
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