過去ログ - 台本を数行書いたら誰かが地の文付きで描写してくれるスレ
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46:29
2012/03/29(木) 17:07:00.52 ID:u+Xt+Xpg0
>>30
俺☆再臨☆
駄文メーカーが来ましたよ、と。


男「……冗談でしょう?」

 俺の前に立つ委員長の口から発せられた、予想もしなかった言葉に、俺は思わずそう聞き返していた。
 『放課後に校舎裏で待ってるから』などとやや喧嘩腰で言われ、はてさて決闘でも申し込まれたのかなどと考えながら来てみたらこの通りである。
 まあ、そうだよな。普通、女子からの呼び出しといえば、決闘ではなくこっちだよな。
 だが相手は委員長。
 よもや、だ。
 そんないきさつで間抜けな声を出して聞き返す俺に、

委員長「な……わ、私がなんで嘘なんてつかなきゃならないんですか」

 少し高飛車にそう言ってくる。
 道理は通っている。それはもう真っ直ぐに通っている。
 だが、なんだ。こういうときぐらい、もじもじとか、恥ずかしげにとか、そんな態度をとっても別に罰は当たらないんじゃなかろうか。

男「まぁ、そうですけど……」

 またしても間抜けな声。なんせ俺はイマイチ状況がつかめていないのだ。
 というか、理解が追いついていないというか。

委員長「とにかく! その、貴方は……どうするんですか?」
 
 ここで不安そうに、と来るか。
 なるほどこれがギャップ萌え…ではない。これはわざとか?わざとなのか?
 わざとやっているのだとしたら相当の策士、平成の孔明の称号を授けよう。
 …まあ、変なところで不器用な委員長のことだ、自然体なんだろう、これが。

男「…………」

 とか考えて黙り込んだのが悪かった。
 ついに委員長はうつむいてしまった。
 マジか。初めてだな、委員長がこんなしおらしくなっているのは。
 
 まあ、このまま不安がらせて百態を眺めるのもいいような気はしたが、それは後が怖い。
 少し考えてみる。俺はどうしたいのか。
 ……いや、考えるまでもないか。
 そんな結論に至る。

男「そうですね。俺は……」

 答えは、決まっている。


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