過去ログ - 黒井社長「行くぞっ!!青二才っ!!」(アイマスSS)
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◆6aY2CdF7PY
2012/03/29(木) 21:28:09.60 ID:lnWJ8GSr0
「……オールーは貴音に甘いぞ」
ほら見ろ響が拗ねたっ!!ああ女って色々面倒くさいなぁっ!!
「分かったよっ!!毎日は無理かもしれないが、ちょっとは豚肉食べられるようにコックに掛け合ってやるよっ!!豚の頭が出て来ても文句
言うなよっ!!」
「それなら大好物さ――――――っ!!」
好きなのかよっ!!よく食えるなあんな気持ち悪いもの。沖縄人の嗜好はよく分からん。
「いいからさっさと食べろ。午後からボイスレッスンだ。あまりゆっくりしている時間はないぞ」
何だかんだ言いながら、俺も結構楽しんでいた。他にもこちらで生活するにあたり、家具を一緒に買いに行ったり転校する学校を一緒に探したり
と、プライベートでも色々手助けもしてやった。貴音も響も素直で良い子だったので、こちらも色々と便宜を図ってやるたくなる。タイプは
正反対だが2人もとても仲良しで、俺達は良い関係を築いていた。
〜回想終わり〜
「そうかそうか、貴音はレバーが嫌いなのか。好んで食べる女もあまりいないとは思うが」
こうして一日の終わりに、彼女達の様子を社長に報告する。
「基本的にしっかりしているんですけど、食に関しては結構好き嫌いが多いですね。意外と偏食ですし、注意しなければいけないかもしれません」
「まあしっかりやりたまえ。彼女達の体調管理はキミに一任してあるからな」
「まあそうは言っても、俺が気にかける事はあまりありませんけどね。ふたりとも育った環境のせいか、素材としては一級品だそうですから。
教えたことはどん どん吸収するし、努力も怠らないし。後は『961プロのアイドル』として、どのような特色をつけていくかという
プラスアルファの所だけです。スタッフの皆も、社長の意見を聞きたいと言ってましたよ」
「ああその件だがな。ようやく決まりそうなのだよ。待たせて悪かったねえ」
ミラー越しに、社長が書類を出してひらひらしているのを見た。
「えっ、まさかもう見つかったんですか!?もっと苦労すると思っていたのですが……」
「ああ、周囲全てを焼き尽くすような強烈な才能の持ち主だ。ホントに分かりやすい『太陽の子』だよ」
月、地球、そして太陽。遂に全ての惑星が揃った。これでいよいよ本格的にあの子達をアイドルとして活躍させてやることが出来る。仮の姿
とはいえ、俺は自分が助けたあのふたりがアイドルとして世に出て行くのが嬉しくてたまらなかった。
―――――――この時はまさか思わなかった――――――この『太陽の子』の登場が、俺と社長との決別につながるとは。
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